オーディオスペースにはかなり重量のあるスピーカーが2台あり、元々のフローリングはその重みで傷んでいました。そこで床にもタイルを張り、大事にされているスピーカーも安心して置けるようになりました。
音楽鑑賞のためのオーディオスペースがあるY様邸。今回はTVやオーディ機器を収納する家具の造作と、床壁のタイル貼り、トイレの交換工事のご依頼をいただきました。
工事概要
造作家具、内装タイル、トイレ交換プランニングの工夫、とくに気をつけたこと
造作家具については、お持ちの機器類が納まることと、TVの載る高さの調整、使用する棚板の樹種の選定や厚み等、形や素材についてひとつひとつ打合せを重ねていきました。特にこだわられたのは配線で、家具の至る所にスリットや穴の加工を施し、コンセントの位置も何度も検討しました。トイレは元々のタンク付のものから、コンパクトなタンクレストイレへ交換しました。
内装も一新し、落ち着いたグリーンの壁紙、ダークブラウンの扉、銀色のトイレと、高級感のある空間となりました。
タイルの仕上げはオーディオスペースの床と壁、玄関ホールにもお選びいただきました。壁面に張られた重厚感のある大判のタイルは、既存の扉や階段のダークブラウン色とも調和し、空間の雰囲気をがらりと変えました。
以前より継続して工事をいただくなど、お付き合いのあったY様。打合せ中に本格的な機器でクラシック音楽を聞かせていただいたことも。もともと十分素敵なオーディオスペースでしたが、スピーカーによる床の痛みもあり、タイルを使い、空間のイメージを一新しました。何度も検討を重ねた造作のTV台含め、使い勝手・デザインの両面とも、こだわりがたくさん詰まった工事となりました。